
ていていです
暗号資産(仮想通貨)の世界では、カタカナ用語がとにかく多く登場します。
50代に入り勉強を始めたころは、本を読んでも、Youtubeを見ていても、
用語がわからず、全然頭に入ってきませんでした。
しかも、それらは英語由来の専門用語であり、初心者にとっては「いったい何を言っているの?」と感じる瞬間が多いと思います。
私はこの専門用語のおかげで、とっつきにくいイメージを持っていました。
このブログでは、15個のカタカナ用語を身近な物で例え、分かりやすく説明しています。
この15個のカタカナ用語を理解するだけで、ニュースを見ても内容がスルスルと入るようになると思います。
暗号資産カタカナ用語の15選
この記事では、暗号資産でよく使われる カタカナ用語 15個をピックアップし、
初心者でもイメージしやすいように 身近なたとえ話 を交えながら解説していきます。
1記事でまとめて理解できるようにボリューム多めで紹介します。
ブロックチェーン(Blockchain)

取引データを「ブロック」という単位でまとめて、
チェーン(鎖)のようにつなげて管理する仕組み。
- 例え:「改ざんできない交換日記」
- ブロックチェーンは、みんなで書いて、誰も消せない交換日記のようなものです。
- 各ページ(日記の1ページ)が「ブロック」
- ページが順番に並んでいて、前のページの情報が次のページに記録されている(チェーン)
- 誰かが勝手に過去のページを書き換えようとすると、すぐにバレる
- みんなが同じ日記を持っていて、内容が一致しているか常に確認している
「誰かがウソを書いてもすぐバレる」「みんなで監視してるから安心」という仕組みです。
👉 ブロックチェーンは暗号資産の基盤であり、信頼を担保する「透明な台帳」です。
トランザクション(Transaction)

暗号資産の「取引」や「送金」のこと。
- 例え:「ハンバーガーの注文」
- あなたがファストフード店でハンバーガーを注文する場面を想像してください。
- あなたが「チーズバーガーください」と言う → これがトランザクションの開始
- 店員が注文を受けて、レジに記録 → 記録される=ブロックチェーンに書き込まれる
- あなたが代金を支払う → 支払いが完了=トランザクションの完了
- 注文内容はレシートに残る → 履歴が残る=改ざんできない記録
つまり、「誰が、何を、どれだけ、いつ、どこで」行ったかを記録する行動のこと。
👉 シンプルに言えば「お金のやり取り=トランザクション」です。
ボラティリティ(Volatility)

価格変動の大きさを表す指標。
- 例え:「ジェットコースターの乗り心地」
- ボラティリティは、ジェットコースターの揺れ具合に例えるとわかりやすいです。
- ゆるやかなコースター → 価格の変動が少ない(低ボラティリティ)
- 急降下&急上昇を繰り返すコースター → 価格が激しく上下する(高ボラティリティ)
- ボラティリティが高い=値動きが激しい。
どれだけ価格が上下に揺れるかがボラティリティの正体です。
👉 ビットコインなどは株式や為替よりボラティリティが高いため、
短期間で大きな利益も損失も発生しやすいのです。
アセット(Asset)

資産のこと。暗号資産に限らず、株や不動産なども含む。
- 例え:「宝箱の中身」
- アセットは、あなたの宝箱の中に入っている価値のあるものです。
- お金(現金)💰
- 株や仮想通貨📈
- 家や車🏠🚗
- ブランド品やコレクション🎮👟
「持っていると価値があるもの」
「将来お金になる可能性があるもの」です。
👉 暗号資産の世界では「デジタルアセット」と呼ばれることが多いです。
トークン(Token)

暗号資産の一種。特定のプロジェクトやサービス内で使われるデジタル資産。
- 例え:「遊園地のチケット」
- トークンは、遊園地のチケットみたいなものです。
- 入場券 → 特定のサービスにアクセスできる(ユーティリティトークン)
- アトラクション券 → 乗り物に乗れる(機能を使える)
- 食事券 → フードコートで使える(決済手段になる)
何かの「権利」や「価値」を持っている
デジタルなチケットが「トークン」です。
👉 イーサリアムの上で動くトークンが代表的です。
プラットフォーム(Platform)
サービスやアプリが動く基盤。

- 例え:「スマホのOS」
- スマートフォンの中で、iOSやAndroidはプラットフォームです。
- アプリを動かすための土台
- 開発者がその上でアプリを作る
- ユーザーはその上でアプリを使う
プラットフォームがあるから、
みんなが同じルールで便利に使えるんです。
👉 プラットフォーム型の暗号資産は
「使われれば使われるほど価値が高まる」特徴があります。
レンディング(Lending)

自分の暗号資産を他人に貸して利息を得るサービス。
- 例え:「友達に帽子を貸す」
- あなたが友達にお気に入りの帽子を貸す場面を想像してみてください。
- 友達:「ちょっと帽子貸して!」
- あなた:「いいよ。でも返すときにジュース1本おごってね」
- → これがレンディングです!
「資産を貸して、報酬(利息)を得ること」
👉 安定して稼ぎたい人が利用する仕組みのひとつです。
ステーキング(Staking)

暗号資産を一定期間預けることで、ネットワークの運営に参加し報酬を得る仕組み。
- 例え:「木を植えて果実を待つ」
- ステーキングは、木を植えて、時間が経つと果実が実るようなイメージです。
- あなたが仮想通貨を「預ける」=木を植える
- 一定期間そのままにしておく=育てる時間
- 報酬(利息や新しいトークン)がもらえる=果実が実る
「資産を預けておくことで、報酬が得られる仕組み」
👉 レンディングに似ていますが、仕組みが異なります。
マイニング(Mining)

取引を承認し、ブロックを追加する作業。成功すると報酬が得られる。
- 例え:「難問クイズ大会」
- 世界中のコンピューターが同時に「超難問クイズ」に挑戦
- 一番早く正解した人が「賞金(仮想通貨)」をゲット
- クイズの内容は、取引データの正しさを証明するための計算問題
- この「クイズ大会」が約10分ごとに開催されていて、勝者が新しいブロックを作り、報酬を得るんです。
誰よりも早く正しい答えを見つけた人だけが報酬をもらえるという競争型の仕組みです。
👉 代表例はビットコインのマイニングです。
ウォレット(Wallet)

暗号資産を保管・管理するためのデジタル財布。
- 例え:「財布+鍵付き金庫」
- 財布のように仮想通貨を入れて持ち歩ける
- 金庫のように秘密鍵で守られている
- 落としたら中身が盗まれる可能性もある(だからバックアップが超重要!)
ウォレットは「便利だけど、自己管理が必要な財布」とも言えます。
👉 自己管理型ウォレットでは秘密鍵を自分で守る必要があります。
NFT(Non-Fungible Token)

唯一無二のデジタル資産を証明するトークン。
- 例え:「シリアルナンバー付きの限定フィギュア」
- 例えば「100体限定のフィギュア」があったとして、あなたが持っているのは「No.7」
- 他の人が持っている「No.42」とは違う、あなたのだけの番号付き
- NFTも、デジタルアイテムに「識別番号」をつけて、誰が持っているかを記録します
ゲームアイテムやアート作品も
「自分だけのもの」として価値が生まれるんです。
👉 アートや音楽、ゲームアイテムで活用されています。
スマートコントラクト(Smart Contract)

プログラムされた契約を自動で実行する仕組み。
- 例え:「自動販売機」
- スマートコントラクトは、自動販売機のようなものです。
- 商品のボタンを押して、お金を入れる
- 条件が満たされると、自動的に商品が出てくる
- 店員も仲介者もいない、完全自動の仕組み
「条件が満たされたら、自動で契約を実行する」プログラムです。
👉 人の介入なしに契約が実行されるのが革新的です。
ディファイ(DeFi)

「銀行なしで、世界中どこからでも使える自由な金融システム」
- 例え:「あなたが銀行になる世界」
- あなたが自分の資産を直接貸し出すことができる
- あなたが“定期預金の運用者”になる
- あなたが“両替所”になる
- スマートコントラクトが自動で契約を管理してくれる
「あなた自身が銀行のような役割を果たせる仕組み」なんです。
👉すべてが自分の手でできる金融の世界
スプレッド(spread)

「取引コストであり、見えない手数料」
- 例え:「フリーマーケットの値段差」
- あなたがフリーマーケットでTシャツを買うとします。
- 売り手は「1,000円で売るよ」と言っている(アスク価格)
- あなたは「900円なら買いたい」と言っている(ビッド価格)
- この100円の差が「スプレッド」です
スプレッドが狭い → コストが少なくて有利
スプレッドが広い → コストが高くて不利
👉取引するたびに少しずつコストがかかるんです。
メタバース(metaverse)

インターネット上に広がる、もうひとつの現実世界
- 例え:ゲームの中の街に引っ越す感じ
- ゲームの中で家を建てたり、友達と遊んだり、イベントに参加したりできますよね?
- メタバースは、そのゲームの街が現実のように広がっていて、仕事や買い物もできる世界
- しかも、世界中の人と同じ空間で同時に過ごせる
アバターで参加して、遊ぶ・働く・学ぶ・買うなど、
現実に近い体験ができる空間です
👉まるで「デジタルの街に住む」ような感覚
暗号資産カタカナ用語のまとめ
暗号資産の世界はカタカナ用語だらけですが、
ひとつひとつ理解すれば怖くありません。
この記事で紹介した用語は、特に初心者がよく目にするものばかりです。
- ブロックチェーン=透明な台帳
- トランザクション=取引
- ボラティリティ=値動きの激しさ
- アセット=資産
- トークン=デジタルアイテム
- プラットフォーム=基盤
- レンディング=貸し出し
- ステーキング=ネットワーク参加で報酬
- マイニング=計算競争で報酬
- ウォレット=デジタル財布
- NFT=唯一のデジタル証明
- スマートコントラクト=自動販売機の契約版
- DeFi=銀行なし金融
- スプレッド(spread)=見えない手数料
- メタバース(metaverse)

まずは「言葉に慣れる」ことから始めましょう。
そうすればニュースや記事もスムーズに理解できるようになります。